月経不順・PMS(月経前症候群)|職場事例
生理前になると下腹部が張ったり、腰が痛くなったり、胸が張り痛みを感じたり、頭痛、めまい、肌荒れなど、いつもと違う症状を感じませんか。 一般に「生理前になるとイライラする」と表現されるようなメンタルな面をふくめ、月経がある年代の女性の概ね7〜8割もの人が生理前ともなると違和感があるといいます。
生活上困る症状でなければ「生理的な変化」で、月経が近づいている兆候といえます。しかし、生活に支障が出るような不快さがあれば、これを「PMS(月経前症候群)」と呼んでいます。その対象女性は、2〜4割のいると考えられています。
食事は適切か
そこで考えてみたいのが、食事に関する調査です。現代人は加工食品をとることが多く、酵素栄養学、ホリスティック栄養学、あるいは分子栄養学の視点からすると良い食事をしているとは見なされません。
とかく現代栄養学がドイツ栄養学の流れを強く受けているのに対して、上記の栄養学を知ることで違う対処法を考えることができるはずです。ビタミンや微小ミネラルを普段の食事から自然に摂るだけで、体の反応も軽快さが増すかもしれません。その為の調理法も重要な視点です。
残念ながら、職場などの食事の様子をつぶさに見ると、例えば持参された弁当を見たり、簡単なインスタント食品を毎日食べている様子を見るにつけて、とても栄養バランスが優れているとは言えないことが多いように見て取れます。その点で、食事が適切なものか、今一度考えるべきではないでしょうか。
適度な運動をしているか
まずは、よく歩くことです。血流がよくなり、セロトニンが活性化し、体調にも睡眠にも良い変化が期待できます。歩くことを軽んじてはいけません。但し、姿勢が悪い人は、骨盤が前後いずれかに倒れて臓器が揺れている状態が続き、疲れが出やすい状態です。ストレッチをしながら、深層筋い刺激を与えて骨を正しい位置に導きましょう。やがて、徐々に姿勢が整い、疲れが和らぐようになってきます。
職場における月経不順、月経前症候群への取り組み
月経不順、月経前症候群はメンタルへの影響も含めて生産性へのマイナスの影響も考慮しておく必要があるといわれます。では何から手をつければい良いのでしょうか。
正しい食事
ひとことで正しい食事といっても、具体的な行動や食事の嗜好が重要です。排泄の重要性を認識することと、酵素を意識した食事を認識することからはじめましょう。火食は過食に通じるともいわれますが、酵素を摂ることとも縁遠い食事となってしまいます。
即ち、円滑な排泄の妨げともなることを意味していますので、便秘の原因ともなります。我が国では便秘は積極的な対処がなされないようですが、体の毒を早く排出することが大腸などに過度な負担をかけることを防いでくれます。また、ミネラルを含む食事を心掛けることも大切です。
スーパーなどでの買い物姿を見かけると、出来合いのものをかごに押し込んでいる様子をよく見かけます。このことは先に述べた調理面からみた火食を増やすことになって、栄養価の中であまり意識されず円滑な排泄を促す重要な酵素を摂ることができなくなることを意味しています。
これらのことを知ったうえで、正しい栄養学から見た「正しい食事」をすることを心掛けましょう。とかく我が国は資格主義が横行して、本質的な物事を真に理解していない人でも数多くの資格保有者を出しています。栄養士もそのひとつではないでしょうか。
痔を患っている人はかなりの大きな数字に登るとみられていますが、残念ながら積極的に原因を探る、自ら対処する人は多くないようです。排泄の最も良い状態は肛門への負担は全くなく1〜2秒でスッと排泄できる食事です。
ここから程遠い食事をしている方が多いと思います。この視点で食事の内容を考える、女性の食事を適切に指導することが大変重要です。すると、メンタルヘルスとも密接に関係していることも理解できると思います。