がん|職場事例

がんは日本人の生涯発症率は、今や男性63%、女性48%にも達しています。長寿に伴い増えていることは確かなようですが、罹患率や発症部位などを知り、若年で職務に業務体制に影響のないようにすることが可能なのでしょうか。

がん|死亡率第1位の病気

今日では日本人の2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで死亡というデータがあります。また、3人に1人が就労期間中にがんになっているともいいます。

 

既に死亡原因の一位だというなら、がんにかかりにくい対策はないのでしょうか。がんになると困るのは、初期には自覚症状が殆どないことです。このため、健診などで発見されることが多く、発見されたときにはすでに進行していたというケースも少なくありません。

がんの本当の発症原因は?

世間で一般に指摘されるがんの発症原因が、必ずしも正しいとは限りません。部位別に見るとどんなことがいえるのでしょうか。また予防的対策もあるように見受けます。

大腸がん

大腸がんは、近年男女ともに急増しています。食生活の欧米化の影響が指摘され、今後の増加が予測されています。初期の自覚症状はほとんどなく、進行に伴って血便のほか、便秘や下痢をくり返すなどの症状が現れます。男女とも40歳以降に増えはじめ、高齢になるほどリスクが高まります。

胃がん

かつて胃がんは日本人に多くみられましたが、一時期を境に徐々に低下しています。要因として塩分やピロリ菌が最大の危険因子といわれますが、これに疑問を呈する論文はいくつかあります。胃がんは早期では無症状であることが多く、進行すると胃痛や胸焼けなども見られます。

肺がん

男女ともに死亡数の多いがんですが、健診などで見つかることが多くあります。小山内博氏はからだを動かさないとがんの罹患率が高くなる点を指摘しています。危険因子として喫煙が取りざたされますが、動かないリスクが大きいともいいます。喫煙の影響は、咳や痰などで排出されることが多いよう思います。

肝臓がん

肝臓がんの多くは、慢性肝炎から徐々に肝硬変、がんへと進みます。これまでの日本人の肝臓がんのほとんどはB型およびC型のウイルス性肝炎によるものですが、アルコールが原因のものや脂肪肝からくる非アルコール性脂肪肝炎(NASH)から肝臓がんになることもあります。

前立腺がん

前立腺がんは、男性特有の生殖器に発生するがんです。50歳前後から増えはじめ、加齢とともに発症リスクが高くなりますが、泌尿器科の医師の著書に「前立腺肥大でない人は前立腺がんにはならない」とあります。初期の自覚症状はほとんどなく、進行すると尿が出にくい、尿の回数が増える、残尿感があるなどといい、前立腺肥大と症状ですので、早めに腹部などの筋肉を維持する運動に取り組んで、リスク低減を図りたいものです。

乳がん

乳がんは、日本人女性が罹る最も多いがんで乳房の乳腺組織にできます。若い人では20歳代から罹り、40歳代後半から50歳代にピークを迎えます。ただ30歳代になると罹患率が急増します。がんの大きさが5mm〜1cmくらいになってくると、乳房に触れるとしこりを感じたり、乳頭からの異常分泌、乳頭や乳輪がただれるなどの自覚症状が出てきます。

子宮がん|子宮体がん、子宮頸がん

子宮の奥となる子宮体部にできるがんを「子宮体がん」といいます。また、子宮の入り口となる頸部にできるのが「子宮頸がん」です。いずれも初期の自覚症状はほとんどありません。年齢的には、子宮体がんは閉経前後の40歳代以降の多く見られますが、近年は30歳代での発症も増えています。子宮頸がんは20〜30歳代に急増しています。

働く人のがん対策

がんの発症リスクを考えることで、対応すべき課題がつかります。現代人は歩く距離が非常に短くなっています。江戸期の1日の歩く距離の少ない人のさらに半分以下という統計もあります。さらには中高年に多く見られる降圧剤の服用が、むしろリスクを高めているという恐ろしいデータもあります。

がん発症リスクを小さくする

がんといえども原因が指摘・想定されています。それに基づいた活動を心掛けることが大切です。運動、食事、ダイエットなど、出来ることを積み上げて、リスク削減で病欠や離職者0(ゼロ)を目指しましょう。健康づくりを具体に提案いたします。

がんと運動不足と動脈硬化

運動不足は毛細血管の劣化や動脈硬化の進行を早くします。動脈硬化は単に血管が固くなるだけでなく、血管内腔の狭窄を伴います。動脈硬化により末梢血管が詰まってくれば、血液全体の流れも悪くなり、癌細胞を殺す白血球、抗体、キラーセルが減少します。この為、がん細胞が出来ても大きくなるまでに未然に殺す力がドンドン弱まる一方で、原因を消滅させることができない状況になります。

 

言い換えると、老化自体が癌の原因というわけではなく、加齢に伴って派生しやすい動脈硬化症の増悪から癌が発生しやすくなることが判ったのです。従って、これに抗う運動などで年をとっても動脈硬化が進行しにくくなければ、癌になる可能性は低くなるといえます。そこで、健康づくりの際には、必ず中高年でも出来る『ダイエット法』を併せてお伝えしています。