健康指導者に必要な資格とは

実は健康の指導者という資格はありません。一般に医師や看護師、OT/PT/STなどの保健医療関係者と連動した資格として『健康運動指導士』という民間資格があります。また、東京商工会議所は『健康経営アドバイザー』の育成に力を入れています。

健康運動指導士

『生涯を通じた国民の健康づくり』を目的として、生活習慣病の予防、健康水準を保持・増進を目指して創設されました。昭和63年から厚生大臣の認定事業として、健康運動指導士の養成事業を行っています。平成18年度からは、公益財団法人健康・体力づくり事業財団独自の事業として継続して実施しています。

 

平成20年度から実施されてきた『特定健診・特定保健指導』において、運動・身体活動支援する資格としての『健康運動指導士』の期待が高まっています。

 

但し、過剰な期待は禁物です。医師や看護師でさえ、自分の健康を保てない人が大勢います。なぜなら日常生活における良き実践者としての経験者ではありません。一定の知識を持ち併せているというに過ぎません。

 

その点から、自治体関係者は良き実践者を掘り起こし、実践者だからこそ知っているノウハウ・コツという視点から取組みやすいよう、気づきやすいように明文化してもらうことも大切です。いざとなると○○大学・教授とか、○○医師監修などというのでお茶を濁しがちです。

 

行政関係者は、まずは良き実践者を選ぶ選定眼を身につけることをお勧めします。

健康経営アドバイザー

経済産業省は、少子化などの影響から労働力人口が大きく減少してゆくことを見込んで企業が取り組むべき課題の一つとして『健康経営』に取組んでいます。また、東京商工会議所が中心となって、企業の社員の健康を守ろう、元気に長く働いて高齢者の経験や知識を活かしてもらおうと力を入れています。

 

その事業者を支援する資格として『健康経営アドバイザー』という資格をつくりました。大企業・中小企業などの健康経営に特化した資格ですが、その活動を通じて事業価値を高めようという狙いがあります。健康経営アドバイザーの指導の下に、事業所での社員の健康づくりに継続的に取り組むことが大切です。

 

ただし、『健康づくり』には、深い知識や実践的な取り組みを個人として行っていることを確認しましょう。こうしたヘルスリテラシーが高い人は、情報の取捨選択、限られた時間での実践力に長けています。また、実践を通じて如何に健康情報に無駄な情報が多いかを、確認できる知識を獲得しえいる講師を探しましょう。